御所大将さん

今日は「おぼこ大将」のご紹介。

小さくってかわいいくせにしっかりと本物。

そんな「大将さん」を探されている方が結構いらっしゃるようでして。

 

縅糸は鮮やかな「朱赤」に染めた絹の糸。

そして糸を通している土台を「小札(こざね)」と言いますが、「金」でより一層華やかに。

腰を締めている紐は「真田紐」。

その昔、関ヶ原で敗れた真田昌幸・信繁親子が流された和歌山でこの紐を作りその後武勲を立てたことからその名前が付いたとも謂われています。

そんな「真田紐」は武具甲冑には欠かせないものでして、小さな人形と言えどもしっかりと押さえてあります。

 

 

そして袖の部分の赤い衣装。「籠手(こて)」といいます。

ここには京都・山口美術織物さんで織られた「松皮菱(まつかわびし)」を使っています。

この織物も糸に合わせて同じ色で織っていただくという贅沢なもの。

 

どれもこれもお子様の健やかな成長とご家族の願いを込められるお人形として恥ずかしくない作りです。

今期、お一つしかお作りしていない逸品です。

 

お子様の末永いお供にいかがでしょうか?