山口美術織物「千寿千羽鶴」

山口美術織物さんは女性皇族の方々にも愛される「唐織」の名工房です。

最近では、ドラマ「大奥」やえおがでの衣装製作など多くの女優や俳優の皆さまにも愛されており、

舞台やスクリーンの中で演者と観るものすべてを魅了し続けています。

 

この「千寿千羽鶴」は柄の斬新さに初めて見た時からときめいてしまいワクワクしながら作ったことを覚えています。

長いもので20年近く作り続けていますが、年間生産本数は2組から5組と限られており、お得意様やお客様のオーダー通りにお作りしていますので同じものはほぼございません。

また一本の帯から作れる数も多くて2組と限られており、このようにホームページでご紹介させて頂けることが非常に稀でございます。

 

シャンパンゴールドのような艶やかな地色に白を基調とした折り鶴が織られる姿は本当に上品でいながら可憐な表情を見せてくれます。

そもそも「鶴」は吉祥と長寿の象徴であり、高位の方たちが身に着ける装飾品にも見られました。

そんな霊鳥である「鶴」を願いを込めて作られる「折り鶴」の形にして織り込まれる。

そんな衣装を持ったお雛さんこそ、わが子への思いを託すお供に打ってつけではないでしょうか。。。