真夜中から降り始めた雪は、今朝起きると3~4cmも積もっていました! 京都でこんなに積もったのはいつぶりでしょうか・・・? と言っても、お昼からは雨に変わり、ほとんど溶けてしまいました。 京都の雪は半日でなくなります。。。(。-∀-) そんな雪の日にぴったりな、美しいお衣裳をご紹介したいと思います。 数日前にインスタで一部をアップしましたが・・・ 『組帯』 その名の通りと言いましょうか、糸を平らに組んで作られた、組紐の帯です。 実際に見ると、金襴や他の帯地を使用したお衣裳よりも、ふわっとした柔らかさがあります。 それはやはり、糸を織っているのではなく、数本の糸で組んでいるからなのでしょう。 殿は綺麗な藤色がベースのお色で、金糸も入っているので光の加減でキラキラと優しく光ります。 こんなに淡い、美しい藤色は、他の生地ではなかなか出せないのではないでしょうか。 藤色・白・金、数本束ねて太さを出した糸で組んでいるので、のっぺりとせず、立体感と奥行きが出ているように感じます。 姫は白がベースで藤色・薄緑・ブルーグレーの組み合わせで、殿と同様に金糸がキラキラします☆ 冒頭で雪の日にぴったりと申しましたが、降り積もった雪に太陽の光が反射してキラキラと輝く・・・そんなイメージのお衣裳です。 重ねは紫のグラデーション→白→薄いレモンイエローで、単にヒワ色を合わせました。 パッと見は落ち着いた、大人っぽい印象ですが、ヒワ色と薄いレモンイエローが冬から春への期待を感じさせます。 お店ではヒワ色の毛氈ととても薄いピンクの屏風(白に見えますね。。。(・∀-`;) )に合わせましたが、真っ白の毛氈に合わせても綺麗かもしれないなぁ、と思いました。 桜橘や、最近では桜だけのお花もありますので、それらを置くと自然に華やかになります。 お道具だけではなく、お花や毛氈もお好きにアレンジして頂けたら、毎年お雛さんを飾る楽しみも増えそうですね!! d(ゝω・`*)⌒☆