先日おみせがオープンした際、お得意先様から白梅の立派な鉢植えを頂戴いたしました。 数日間はおみせの外に置かせていただいていたのですが、4日くらい前から店内に置き始めたところ、まだ硬かった蕾がみるみるふくらんで、今朝おみせを開けたときにはほぼ満開!! とても甘い香りを店内に放ってくれています。 京都は今朝から雪がちらついて、屋根にはうっすら積もっていたのに、おみせだけは一足早く春がやってきたようです。 この白梅はお姿がとても美しいので、おひなさんと並べて飾ると、より一層お互いが引き立って見えます。 おひなさんには一般的に桜と橘を飾りますが、これは御所にある紫宸殿(ししんでん)の前に実際植えられている”左近の桜””右近の橘”を模したものです。しかし紅梅・白梅を飾ることもあり、桜橘とはまた違った気品ある雰囲気を出してくれます。 梅は別名「春告草」とも呼ばれます。 その名の通り、梅のかわいらしい花が咲き辺りに甘い香りが漂う頃には、冬の厳しい寒さが和らいで、なんだか心もほっこりとなるような気がします。 寒い季節はまだまだ続きそうですが、おみせでちょっぴり早い春を感じて頂けたらと思います。