寿峰が生まれたとき、お祖父様から木馬をいただきました。 兜飾りと共に毎年飾っていたのですが、それからヒントを得て作った「馬上の稚児」です。 平安貴族の子供たちも、こうやって遊びながら乗馬の練習をしていたのでしょうか・・・? 現在でも木馬は赤ちゃん用のおもちゃやメリーゴーランドでよく目にしますが、どれも欧米風のデザインですよね。日本のデザインになると、木馬もこういった形になるのかと少し驚きました。 お稚児さんのお顔は「見てみて!乗れたよ!」と言っているような、少し得意げに微笑んだような無邪気な表情です。 お衣装はご希望があれば、色と柄を数種類の中から選んでいただけます。 木馬の職人さんは現在、京都に一人もいなくなってしまいました。 結果この木馬を作るために、お祖父様から贈られた木馬を一旦バラし、設計図を寿峰自ら作成しています。 ちなみにお馬の首、動きますよ。 強く逞しく育って欲しいとのお気持ちから男の子の節句は勇猛な鎧兜が主流のため、どうしても勇ましい、厳つい雰囲気になってしまいがちです。 こんな可愛らしい五月飾りで、優しい雰囲気を加えてみても素敵かもしれませんね。 ところで・・・ この度、フリーマガジン『ハンケイ500m』さんに”人形コラム”として載せて頂く運びとなりました。コラムは計6回で、毎回お人形さんに関するお話をさせて頂く予定です。 ハンケイ500mは奇数月の10日発行で、京都市営地下鉄全駅内ラック他たくさんのお店さんで置かれていますので、見かけたらぜひお手にとってみて下さい!! 今号は昨日3/10に出ており、上記の木馬について取り上げていただきました。 他の記事も大変興味深く、すみずみまで熟読してしまいましたヾ(´ε`*)ゝ