京都で最も有名な甲冑師の一人、「武久 寛宗(ぶきゅうひろむね)」さんの兜揃えです。 初めてこの兜を見た時、最初に出た言葉が「綺麗・・・」でした。 これまでもたくさんの美しい鎧兜を目にしてきましたが、これほど感動したものはなかったように思います。 飾り金物の細かさ、威糸(おどしいと、編み込んでいる糸のこと)の色、全てのバランスと調和が美しいの一言に尽きます。 後姿もとても美しいんですよ!画像が少々暗いですが、綺麗な藤色です。白→藤色→濃い紫へとグラデーションしています。 飾り金物は牡丹のモチーフで装飾されていて、とても細かいのです!! サイズは小ぶりで、鉢(頭の部分)は女性の拳くらいでしょうか。 小さいからこその凝縮された美しさがあります。 着物や和装小物、鎧兜に至るまで、昔の人ほどお洒落なような気がします。それはきっと、物が溢れる現代と違い、限られた材料から必要な物を作り出す技術とアイディアの賜物だからだと思います。 兜は戦でかぶるものなので、もちろん敵を威嚇する強さ、怖さがなければなりません。でも、その強さの中にこんな「美」が融合されているなんて、まさしく芸術ですね。 セットで飾る場合の全体の大きさは、台の横幅が60cm×奥行40cm×屏風の高さ48cm です。 サイドボードや小テーブルに飾って頂けるサイズかと思います。 余談ですが。。。 おみせの目印でもある幕を、端午の節句に合わせて若草色に変えました☆ 以前の朱色とは雰囲気も変わり、かえってこちらの方が目立つ気がします v(。・ω・。)ィェィ♪ どうぞご来店の際は、この若草色を目印にお越しください!!