駆け足で過ぎた2月、もういくつ寝ると雛祭り~♪
!!Σ(;゚v゚ノ)ノ
気づいたらもう3月になろうとしております・・・
雛人形のピークはだいたいバレンタインデー頃で落ち着き、
それと入れ替わるように市松人形や官女、雛道具のお問合せ
が増え始めます。
きっと、2月中旬に雛人形を飾り始める方が多いのでしょうね。
一年ぶりに出してみて、あれが足りない、これが傷んでいるなど。
または二人目も女の子がお生まれになったので、その子の為に
親王とは違うお人形さんを揃えてあげたいと考えられるお客様も
少なくありません。
市松人形は、今で言う「ポポちゃん」のようないわゆる知育人形です。
『歌舞伎役者の佐野川市松が人気で―云々』、という由来もよく聞きますが
最初は女の子が抱いて可愛がる普通のお人形だったのだと考えています。
可愛いお人形の為に、お母さんの真似をしておんぶや着替えなどのお世話をし、
お布団を作ってあげて、お着物も縫ってあげる。
おままごとをしながらお裁縫の手習いや家事教育を学んでいたのです。
そこに当時アイドル的な人気を博した歌舞伎役者が現れ、そっくりな人形を作ると
大変よく売れたので、当然類似品も出回り、いつしか愛玩人形とくっついて
最終的に市松人形という名前だけが残った。
という流れだったのではないでしょうか。
本来が愛玩用のお人形です。
ガラスケースに入れて飾ったままではなく、お子様にはどうぞ好きなだけ
撫でたり抱かせたりしてあげて下さい。
そこから、きっと大切に扱うことや愛でることも同時に学ばれると思います。
三世元賀章介 さんの作る市松人形は、頭がとても撫でやすい形をしていると
個人的に感じています。
きれいに切りそろえられたおかっぱも愛らしく、お客様に説明をしながら
ついつい撫でてしまうほど。
そして何よりお着物が美しい!!
元賀さんの丁寧なお仕事ぶりが、市松さんを通して垣間見れるのです。
美しい相良刺繍の入ったシックなお着物。
露芝に桜、珍しいワイン色です。
こちらも珍しいお色ですね。
綺麗なヒワ色が爽やかです。
幸運を呼ぶ柄である七宝に花の丸刺繍で上品な華やかさもあります。
小さな足に、ちゃんと足袋も履いています。
市松人形やその他お人形のことなど、分からないことがございましたら
どうぞお気軽にお問合せ下さいませ。