有職柄のお衣裳で、煌びやかな生地はあまり使用しない寿峰ですが・・・ 今回ご紹介の殿はキラキラしております☆(`・v・´) 「藤立涌に鳳凰丸紋」という有職ですが、金茶色の地に金糸も織り込まれておりますので全体が輝いております。 光が当たるとキラキラして、それは神々しいほどです。 お衣裳の柄も美しいですね。 その名の通り、藤が縦方向に「立涌」という柄を描き、向かい合った鳳凰の丸紋が点在します。色・柄ともに、高貴な印象を持ったお衣裳です。 姫は、鮮やかな朱赤に梅枝の柄です。 ふっくらとしたまん丸のカラフルな梅が可愛いく、女の子らしいと思います。 全体が赤・ピンクのグラデーションですが、単から数えて1枚めにオレンジ、2枚に白の重ねを持ってくることで重くなり過ぎず、かえって春らしい爽やかなお色目となりました。 この重ねの”妙”こそ、寿峰らしさと言えるのではないでしょうか。 パッとした印象のお二人は、沢山並んでいる中でも一際目を引きます。 皆様が持っていらっしゃるお雛さんのイメージは、きっとこんな雰囲気なのではないでしょうか。 近頃の流行として、中間色やナチュラル色が挙げられると思いますが、お雛さんも例に漏れず・・・ふわっとした印象のお雛さんが人気だと感じております。 でもご紹介のお雛さんのように、パキッとしたお色目のお雛さんも華やかで、飾って頂いた時の「存在感」はとても素晴らしいと思いますよ(o^∇^o)ノ 『雛祭りは賑やかに!!晴れやかに!!』