1月10日は「初ゑびす」。
京都では建仁寺のすぐ近くにある『京都ゑびす神社』が有名でしょうか。
商売繁盛の神様として知られているこの神様。七福神の中のおひとりです。関西では「えべっさん」と呼ばれています。
この「えべっさん」。
平安時代の市場にはすでに「市神」として祀られていたそうです。
そして時代が進み商業が発展するとともに「商売繁盛の神様」として確立されます。
同時に福神として信仰されそのふくよかな笑顔から素敵な笑顔を「えびす顔」というようになりました。
さて京都ゑびす神社では福娘さんから「福笹」を頂戴しお飾りを付けて頂いたあと、本堂の脇にある板塀を
「ドンッ!ドンッ!」
と叩いて通ります。
なぜかというとこの「えべっさん」、実は耳が遠く大きな音を立ててないと気付かないそうです。
普段の神頼みは心の中で唱えてお願いすることが多いですが、この「えべっさん」にそれは通用しないそうで
『頼まっせ~』とか『お願いします!』なんて声が板塀を叩く音と共にあちこちから聞こえてきます。
ということで、今夜は私も大きな声を張り上げてたくさんの「福」を頂戴してこようと思います。