甲冑師 雄山作 「聖徳太子」 兜飾り

午後から雨がシトシト降り続けております。
「暑さ寒さも彼岸まで」
つい2日ほど前からとても暖かくなりましたね。ようやく冬が終わりを告げそうです((・´∀`・))♪
明日から3連休、お天気は明日まで雨のようですが、日・月曜日は晴れてくれそうです。
お出かけのついでに、ぜひ沙雅の人形まで足をお運び下さいませ☆
さて、今日は甲冑師 雄山作『聖徳太子』 のご紹介です。
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こちらの兜は、法隆寺から皇室へ献納された鎧を甲冑師 雄山が見事に再現した、兜飾りです。
(鎧の飾りもございます。詳しくはお問合せ下さいませ。)
鎧の正式名称は、
「 法隆寺伝来沢潟威鎧雛形伝聖徳太子玩具甲冑」です。
1878年、法隆寺より皇室へ宝物数百点が献納されました。しかし様々な事情により、4点は法隆寺の寺宝として返却、
300+数十点は帝室博物館(現東京国立博物館)へ、そしてこの鎧を含む皇室ゆかりの10点が、御物(ぎょぶつ)として宮内庁の所蔵となりました。
甲冑師 雄山の手により再現された兜は、細部まで息を呑むほどに美しい逸品です。
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スッと伸びた鍬形は、凛々しさと聡明さを感じさせます。
吹返し(ちょうど耳の辺りにくる反り返った部分)に使用された皮革の柄や細かなディテールも、美しく再現されています。
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360°どこから見ても抜かりの無い美しさ。
朱赤の威糸が、目を引きます。
そして三角形の部分、これが正式名にもある「沢瀉おもだか」という柄です。
「沢瀉」とはなかなか聞きなれない名ですが、湿地や水田に自生する植物で、おせち料理でお馴染みのクワイの仲間です。
実際の沢瀉は矢じりのような葉をしておりますが、それを抽象的にデザインすると三角形になるのでしょうか。。。
家紋で使用される沢瀉も、抽象的にデザインされていますね。
沢瀉は面高「面目が立つ」に通じるとか、葉の形が矢じりに似ていることから、別名「勝ち草」とも呼ばれ、
武人の家紋として普及したそうです。
 
続いて美しい兜をより一層引き立たせる、名脇役たちです。
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艶やかな黒塗りに金彩が施された屏風、畳台、そして弓太刀の赤い飾り紐。
黒・金・赤のベストマッチです♪
屏風があまりに艶やかなので背景が映り込んでしまい、撮影に苦労しました・・・ヾ(・ω・`;)ノ
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屏風の向かって右側の金彩は「桐・笹・流水」で、
             
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向かって左側は「橘・松・流水」です。
金一色ではなく、所々にほんのりと淡く色も入っているのが画像からご覧頂けますでしょうか?
兜、台屏風、弓太刀。
どれをとっても美しく上品なお品です。
サイズもあまり大きくなく、飾って頂く場所を選びませんので、小ぶりで本格的な兜をお探しの方にも
きっとご満足いただけるお品です。
※サイズ:横幅60cm×奥行45cm×高さ54cm
※「聖徳太子」には、胴の部分も再現された奉納型鎧もございます。
 お値段やその他ご不明な点等ございましたら、どうぞお気軽にお問合せ下さいませ☆